7月
11
2010
また駄文かよ。はぁ……。
-3-
ふと見て思った事がある。
少しだけ弾んだ思いとか、こういう真面目に考える事とか……
そうじゃない! 僕はふと目を擦る。
ぼんやりだけど 見える彼女の姿。
ふと思うと 彼女が恋しいとずっとそう思っていると願いが叶うのか?
考えた事も無かった事をいざ考えてみると やっぱり不安で少し嫌悪感に塗れる。
「良かった」
彼女は微笑んで 僕を除くように見ていた――一度だけ叶った願いでもある。
僕は小さく赤面させながらも ずっと会えた感動で涙を堪えていた。
好きだったけど一緒になれなかったって思うとやっぱり辛いんだなって思う。
久しい匂いと温かさに体がぎこちなく動いてしまうものだけれど、緊張していると信じたい。
「オリーブフラワー…どうやって」
「貴方が星に願ったでしょう? 『会いたい』って」
「う、僕は只会いたかっただけで、その……」
「隠さなくてもいいのに。全く、昔から変わらないわね」
図星……だ。僕は凄い恥ずかしい思いに駆られながら 彼女をずっと見ていた。
顔が真っ赤に紅潮している僕にオリーブフラワーを笑いながら見る。
べっ、別にキミを抱きたいとか好きだとか、そんな恋愛感情なんて皆無に等しい。
だけれども別なのだろうか? ため息が混じる。
「ねぇ?」
「何?」
「私、淋しかった……やっぱりまた会えるって考えると嬉しくて」
「それは僕も同じだよ……」
「「やっぱり!?」」
二人を声を合わせて言った――や、凄く恥ずかしいなこの状況。
真面目に考えても 今の状況がずっと続けばいいなと考えれば考えるほど切なくなる。
もう 二度とこんな事が無いなんて嫌だ――僕はふと視線を落とす。
7月
03
2010
またまた セレナーデの続きです。
-2-
真っ黒な地面に 煌びやかな星星を鏤めたような美しい夜景が広がっていた。
森には音も無い状態で物凄く静かだが オリーブフラワーはたった一人佇ずむ。
寂しい思いと失ってしまった悲しさが入り混じった悲運な感情が心では蠢ていた。
また会えるなら 会いたいけれど…どうやったら会えるのかすら分らない。
覗いていた池に雫が一粒垂れる――それは私の涙。
零れ落ちる葛藤を心の中でよく噛み締めながら、まだ満足出来ない生前を妬んでいる。
苦しいのに苦しいと言えない。 好きなのに好きになってはいけない掟に縛り付けられる運命。
如何すれば良いのかすら分らない心にいつまでも忠実ではいられない。
嗚呼、私は一体どうすればいいの?
問いかけても帰ってこない答えに苛立ちを感じたせいか、地面に爪を立てた。
涙が滲んでくしゃくしゃになっても ナイトファングへの思いは同じでいつまでも好きなのは馬鹿正直な心。
あの子を一生懸命に好きになれば良かった。駄目元で頑張れば良かった。
◇◇◇◇◇
「オリーブフラワー……」
一匹の黒猫は結滞そうに右足をなげる――今はもう使い物にならない肢はいらない。
僕は真面目に彼女の事だけを考えていて、最近の狩りだって失敗する事も多くなった。
どうすればキミに会える? どうすればキミとまた抱き合える? ねぇ? 語りかけても帰ってこない真実。
僕は悔しくなってしまって、心を病んでいる事にも気が付かぬまま過ぎる日々。
こちらも月が真上で鮮やかに光っている時……奇跡がは起こると彼は聞いていた。
ふと、夜空に箒星が一瞬だけ走るように流れた。
そんな時に願いを込めると どんな叶わない願いも叶えると言うのである。
そうすればまたオリーブフラワーにも合える! そんな願望を強く望みながら 僕はふと願う。
―― またオリーブフラワーに会えます様に ――
◇◇◇◇◇
またその同時刻、オリーブフラワーも箒星に願うのだった。
二人同時に会いたいという気持ちだけが募って、その箒星はいっそう輝いた。
願いは、叶う。